Mitsubachiのメモ

組合せ論をしています

日本言語学オリンピック2022で銀賞を取った話

はじめに

僕は言語学の知識はないので参考となるものはなにもありません。

一年前

 

試験前

去年適当にやって銀取れたので今年もやるかみたいなノリで申し込む。前日ぐらいにJOLの存在を思い出し、JOL2020-1のアラビア語を解く。普通に難しくて今年はまずいな...と思うなど。

 

試験中

とりあえず問題を全部見る。どうみても難化している気がしてまずいぞとなる。

大問1を軽く考える。おそらく大きい記号で子音、小さい記号(>)で母音を示しているようなのだが、>が上の文字にかかっているか下の文字にかかっているかすらわからない。5分ほど考えても進展がないので飛ばす。

 

大問2を見る。接頭辞を前につけるのかなと思ったがmaeがmemaeになるとか書いてるし1個ある間違いもそれっぽそうなのがない。仕方ないので飛ばす。

 

大問3を見る。いつものみたいな感じなのでしばらくはここに粘着することを決める。ある程度は理解できたが動詞の語尾に関する規則がさっぱり見えず、和訳は部分点があるっぽいので穴埋めできるところだけを埋める。ここら辺で45分とか50分とか経っていて流石に焦る。大問4と5に軽く手をつけるもサッパリなので大問1に思い切って戻る。

 

 

戻ってしばらく考える。母音の数と文字数が一致していることを思い出し、6,7とa,cが対応するだろうとなる。ここでどっちがどっちだろうと考えていたが、唐突に下から見る発想が思い浮かび、それに沿って考えるとうまくいった。8,10とh,iの決定で少し迷った覚えがある。文字が似すぎていて同じか違うのかわかりにくかった。(vみたいなやつとか)

 

そのノリで大問2を考える。まあ母音子音が大事だろうというノリで母子と対応付けるとうまくいった。この2問は初見はサッパリだったが戻ってきたら天啓が降ってきてびっくりした。

 

大問4を見る。Xの定義中にXを使う再帰的な定義はやめろ。ざっと眺めて気づいたのはmwanacheがおそらく子供を意味していそうということ。jua AでAのみたいな感じだろうとあたりがつく。しょうがないのでそれに沿って埋めてみる。埋め終わった後にamao/akwelumeとacimweni/cemwaliの違いってなんだとなるとvandu/vakongweが相違点だなあとなり、おそらく性別を意味してるのではとなる。その辺をまとめて書いた。理解しきれてないので抜けはさすがにありそう。

 

大問3は適当にそれっぽく見えたのをまとめた。言語Ⅲへの訳は捨て。

大問5も同じ感じ。nran使いすぎだろどうなってるんだあれ。

 

試験後

今年は厳しいなあと思いつつTwitterを見る。みんな難化していたといって安心。

面接対象も怪しいかなと思ったら入っていて一安心。去年と同じで面接の問題は簡単でよかった。

 

CodeforcesのGood Bye 2021に深夜出たらレートが99吹き飛んだ。競プロできません...

しかもEはs<tなら0にするところをs<=tにしていた、最悪。

 

結果

画像

APLOに出れるので一安心。無精進では銀が限界ですね。